ボルト・ナットの入る穴を開けるには

6ミリの六角ボルト、ナットの外周は10ミリ。8ミリの六角ボルトやナットの外周は12ミリだ。これはけっこう重要なことだと思う。

同一ビットを使って、トリマーで同一線上に異なる深さを彫るなら、内径と外径の差が4ミリあるので、内径の幅で彫った後、トリマーガイドを2ミリ後退させて彫り、2ミリ前進させて彫ることになる。

ただ手間がかかるので、+4ミリビットを購入して、2ミリ後退させたところから、1回で削る方法もある。ストレートビットは安価なので、作業効率を優先して、現在はこの削り方を採っている。

目標とする深さを1回で掘れるとは限らないから、幅を削るのにも手間をかけていると、木工の作業が遅れてしまう。
さて、右図は削る方向を間違えた例だ。木目の方向と削る方向が直角に交わっている。削った跡がささくれ立っているからわかると思う。

木の上をボルトをスライドさせて使うジグを作成したかったのだが、摩擦が大きくて使いづらくなってしまった。

削るのではなく、ボルトやナットの厚み(M6では厚み4ミリ)を測って、同じ厚さの板を貼り付ける方法もある。

また10ミリの幅のナットを10ミリの幅の溝で移動させると摩擦が大きいので、0.5ミリの紙を挟むなりして、やや大きめの溝を作るといい。