木材の接合・板矧ぎの方法

木材の接合方法には、ボンドで接合、ダボ接合、ビスケットジョイント接合、組手を使う方法などがある。

また雇い実矧ぎ(やといざねはぎ)のように、小さな板を使う方法もある。

注意点としては、

・板矧ぎは大量のボンドを使用する。大型のボンドが必要。途中でなくなると、中途半端な硬化状態になってしまう。

・トリマーのビットを使って溝を彫る場合、大量の木屑がでる。集塵設備があったほうがいい。

向かい合わせになる面の同じ高さに、ダボ穴や溝を彫ればそうそう失敗することはない。が、スロットカッタービットなどを使って、トリマーの溝を彫る際に端から端まで彫らないなら、溝の端が垂直にならずに孤を描いてしまう。

ぴったり実(さね)を入れたければ、ノミを使って直角に削る必要がある。ただ溝の端が丸くなっていても、そんなに問題はないと思う。

20番のビスケットの厚みは、4ミリ幅の溝に入るので、ビットを購入するときも4ミリ厚のビットを購入し、実を作る板の厚みの基準も4ミリにすると迷わずに済む。実の幅は、2.5センチあれば接合できるそうな。