アングル蝶番の取り付け方

アングル蝶番の取り付けのためサンプルを作った。金属の可動部分にバリが残っていたので、磨いておいた。スライド蝶番も作ったが、サンプルがあると作品作りにとても役立つ。

特に、スライド蝶番はいろんな調整ができるので、何をどちらに回せば板がどうなるのか、書いておくと助かる。

さてアングル蝶番は、デザイン性があるので、使うのならデザインを生かせるような作品に利用したいものだ。御覧のように完全な円形を前板に彫るわけではない。

幸いにアングル蝶番のデザインから、下図のようにストッパーにあたる箇所があるので、前板の側面を押し付けて円周をなぞれば、あとはその円周に適したフォスナービットを選択すればいいわけだ。
今回のアングル蝶番は直径35ミリ。なので、35ミリの自作ガイドを使用して、穴を掘った。

右図は上から見たところ。側板の厚みが使用するアングル蝶番で決まってくるのが分かる。薄すぎると、アングル蝶番が側板からはみ出てしまうことになる。

端材の利用は、こんなところでも役に立つ。なお、このアングル蝶番にはダンパー機能やキャッチ機能がついていないので、締め方は通常の蝶番と同じになる。