キャビネット・棚の作り方のコツ・注意点

作品の材料置き場のキャビネットの背板を接合したところ。さて、このように幅の広いキャビネットや棚を作るとき、かならず問題になるのが、中央が垂れてくることだ。

材料を浮かせようとして、1枚板の棚を作ろうとすると、中央あたりが垂れてきて水平を維持できない。そこで補助剤としての桟の出番になる。

本棚を作る際に、1枚板で棚を作るなら厚みと幅の関係を確かめておく必要がある。
上図の天板は幅135センチで、微妙に中央が凹んでいる。ネジ留めしにくいので、クランプを拡大方向に付け替えて支えとした。

厚みをませば、より幅の広い作品を作れるが重くなる。そして材料費も高くなる。大きいと取り回しも困難になる。

そして右図は、引き出しにかぶせ板を付けたところ。引き出し同士の間隔を開けないと摩擦で動かなくなる。

2ミリのアルミ板があったので、間に挟んで取り付けた。2段目より上の引き出しは、下の引き出しを引いたまま上にアルミ板を乗せると位置を確定できる。ハンドクリップで引き出しとかぶせ板を固定して、ネジ留めした。このため、ぶつかることなく引き出しを開け閉めできるようになった。