端材の収納ラック作成(引き出しタイプ)

端材ラックを改良することにした。使っていたのは、ボックスタイプで、とりあえず端材が出たら入れとけ、といった感じで作り始めた。

端材で通路を塞がれるのが困るし、増える端材を何とかしなければならないという思いからだ。

さて、4面を板で覆ったボックスタイプの端材ラックは、木粉がたまったときに掃除がしにくいし、投げ込むように端材を入れていったので、探しにくいし取り出しにくかった。

次の端材ラックの構想は、ボックスタイプを作成していたころからあった。細長い端材を立て掛けて倒れないようにするために、ラック自体を垂直にせず、斜めにしてしまうか、ボックス内に仕切りを設けて、整理しやすいようにするか、とかいろいろ考えた。

そこで到達したのが、空間を最大利用するには、引き出しを超えるものはそうそうないのではないか? ということだった。


斜めにしてしまうと底板と背板の背後のスペースが無駄になってしまう。本立てのように、衝立(ついたて)で区切りを入れるなら、引き出しを仕切った方がいい。

上図は端材入れとして蓋のない箱になっているが、容積の半分も使っていない。高さが70センチくらいあるものの、半分も使っていないのだ。これではもったいない。

引き出しにした方がはるかに実用的と分かった。これで板や棒きれを踏みつけて歩くこともなくなるだろうということで、完成したのが右図の引き出しタイプの端材ラックだ。

確かにスペースの有効利用はできたのだが、端材を踏みつけて移動する状態から抜け出せていない。まだまだ端材が増えてしまう。こうして次に出てきたのが、板を立てかけて収納する端材ラックだった。