端材の収納ラック 立てかけるタイプの作成

板を収納したくて、立てかけるタイプの端材ラックを作った。ラワン材を4枚使った。

厚みが必要なので、材料費だけで7000円近くしている。高さが130センチ、低い部分で50センチ。このふたつを結んで斜めに切り落とす。

間に、130センチ、100センチ、80センチの仕切りを入れる。等間隔の幅にはなっていない。

散らばっていた端材を入れてみたところ、80センチ以下(一番小さいボックス)のものが多かった。なので、今度作るか改良するなら、小さなサイズをたくさん収納できるようにしたほうがいい。

それから棒状の端材もたくさんあるので、縦長の棒状の端材に特化したボックスも付けた方がいい。板を入れるスペースに、棒状の端材を立て掛けると倒れてくるからだ。

この端材収納ラックは、斜めになっている側板へ仕切りの板を接合するため、コーナークランプが使えない。T字型になっているからだ。

L字型のジグを作るか? 切り落とされた側の端材から三角形に切りだして(直角三角系。傾斜を利用する)、コーナークランプに入れると、2枚の板を直角に接合できる。

接合箇所が板の中央、内側になるため、外側からでは仕切り板がどのあたりで側板にぶつかっているのか見えなかった。

このあたりが作成上、一番の手間がかかったところだ。ネジ留めする位置が分からないため、内側で側板と仕切り板の設置する範囲を墨付けして、内側から先にネジ穴を開けておいた。その後、この穴を目印にして外側から下穴錐を差し込みを仕切り板へ穴を開けた。

この方法は大正解で、いきなり外側から穴を開けようとすると、見えないものだからズレやすく、仕切り板の表か裏へ貫通してしまい、板のなかに穴が納まらないことが多かった。

さらにキャスターを使用したが、1個のキャスターあたりの荷重が10キロまでだった。同金額で別のキャスターは倍の20キロの荷重に耐えられる。ただし、デザインがダサかった。手前のキャォスターはストッパが付いたものを選択した。このストッパーが端材ラックの横から飛び出ており、端材ラックを作業台から下ろす時に床に当たって折れそうになった。

つまり、ストッパーの部分が作品の外側へ出ないよう、寸法を測って底板のさらに内側で固定したほうがいいということ。これが反省点。実際に作ってみると、学べることがたくさんある。頭の中で思い描いているのとは大違いだ。

課題として、木粉をどれくらい被るかというのがある。掃除が大変なら、カバーをかけることも検討しよう。端材は壁を利用して隅のほうに作るのがいいと思うが、構造上そんなことができない。また大きな板を収納するなら、一面板で仕切らずに、クランプラックのような仕切りにしてもいいのではないか?

作った直後に思ったが、骨組みだけ木で作って側板に該当する部分を網戸で作れないか。とても軽くなるはずだ。