ハケ洗い液の使い方・溶ける容器

着色ニスを塗ったハケを再利用するため、ハケ洗い液を同じ容器に入れて、ハケをひたしておいたら、なんと容器が溶けてしまったことがあった。

左図は、市販されていた弁当箱の容器だ。1度しか使わなかったハケもカチカチになって、廃棄処分。

いずれの溶液が原因なのか? 実験して確かめてみた。
別の同じ材質の容器を用意して、ハケ洗い液は左側に、着色ニスは右側に垂らして放置した。早くも3時間後、結果が出た。

ハケ洗い液を垂らした底が溶けていた。容器の左側が溶けて低くなり、着色ニスが左に傾斜した容器の底を伝って流れているのが分かる。

というわけで、ハケ洗い液は、市販の弁当箱の空箱で使ってはダメと分かった。 ト
この手の容器は、たくさん使われているので、レトルトのパックもダメだろう。ヨーグルトの容器のようなものなら、ハケ洗い液を入れても大丈夫だった。

ところでニスを使ったハケや筆を洗うときには、「うすめ液」を使うのがいいというのが定番だが、「ハケ洗い液」を推奨する。

「ハケ洗い液」のほうが洗浄力がある。ハケを再利用したければ、

①ニスを電話帳やら新聞紙で拭き取る
②ハケ洗い液にひたす
③ハケ洗い液を拭き取る
④お湯で洗いながら洗剤で、もみほぐす

この出順で本当に再利用できるようになる。